毛虫

HelloTaro2009-06-01

近所の人々に聞くと、今年は毛虫が大発生しているということ。
なるほど、殺しても殺してもいくらでも湧いて出てくる。
「冬に雪が降らなかったからだね、虫が越冬したんだねぇ」とは、森を挟んで山の上に住んでいる、農家のおばあちゃん(実は大地主)の意見。なるほど。
育てている、トマト、キュウリ、ナス、ネギ、カブ、ニンジン、ズッキーニ、ジャガイモ、アスパラ、レタス、カラシ菜、ピーマン、ソラ豆、その他、庭を耕した畑に育つ各種野菜を、毛虫は好き嫌いをせずに、むしゃむしゃ食べている。
美味しいのだろう。本当は防虫ネットなどで覆ってやったほうがいいのだろうが、まあ、趣味なんで。
毛虫以外にも、毛のないイモ虫、ヨトウ虫などいろとりどり。
毛虫は触るとすこしチクチクするので、トングでつまんで、安定した場所で踏みつぶす。
イモ虫は、直接、手でつまんで殺す。
なにも考えず、反射的に殺す。
実際の所、ルーペで毛虫を眺めているだけで、極彩色のカラーリングと複雑な造形美に宇宙の神秘を感じつつ小1時間楽しめるのだが。
頭の中で、毛虫は単純化され「排除する対象」という記号になっている。

雑草

今更ながら、雑草の生命力には驚く。
前はのんきに雑草と野菜が点在する、なんだかワイルドな風景がいいなぁと思っていたのだが。
湿気と、あと15cmほどのムカデ(今年に入ってから、大小10匹以上殺した)が家に侵入する通り道を作ってしまうので、とりあえず基本は抜く方向で考えている。
でも、芽が出たと思ったら花を咲かせ、1〜2週間で種を作ってしまう能力はすごいなぁ。

聴覚

最近、30代も後半をすぎて、人の会話が若干聞こえにくくなっているような気がしてならない。しばらくヘッドホンの音量を下げて、クラブやコンサートは控えるようにしている。
新しい音楽や映画への好奇心がどんどん減り、その分、野菜を育てたり、雑草抜いたり、なんだか本当に自分がオッサンというか、老境に入っているような気分でもあるのだが。
基本的には、人目を気にせずに好きな事だけしようと思っている。