毛虫

HelloTaro2009-06-01

近所の人々に聞くと、今年は毛虫が大発生しているということ。
なるほど、殺しても殺してもいくらでも湧いて出てくる。
「冬に雪が降らなかったからだね、虫が越冬したんだねぇ」とは、森を挟んで山の上に住んでいる、農家のおばあちゃん(実は大地主)の意見。なるほど。
育てている、トマト、キュウリ、ナス、ネギ、カブ、ニンジン、ズッキーニ、ジャガイモ、アスパラ、レタス、カラシ菜、ピーマン、ソラ豆、その他、庭を耕した畑に育つ各種野菜を、毛虫は好き嫌いをせずに、むしゃむしゃ食べている。
美味しいのだろう。本当は防虫ネットなどで覆ってやったほうがいいのだろうが、まあ、趣味なんで。
毛虫以外にも、毛のないイモ虫、ヨトウ虫などいろとりどり。
毛虫は触るとすこしチクチクするので、トングでつまんで、安定した場所で踏みつぶす。
イモ虫は、直接、手でつまんで殺す。
なにも考えず、反射的に殺す。
実際の所、ルーペで毛虫を眺めているだけで、極彩色のカラーリングと複雑な造形美に宇宙の神秘を感じつつ小1時間楽しめるのだが。
頭の中で、毛虫は単純化され「排除する対象」という記号になっている。