I Can't Stand It

HelloTaro2004-11-18


 今日は奥歯・親不知を抜歯。いまだに左のほっぺたはじんじんシビれ、あたまぼんやり状態。歯医者さんに通いはじめの頃は医療器具を観察したり、歯科助手にときめいたり、治療中の音を音響派ポストロックや現代音楽+現代美術のインスタレーションに見立てたりして遊べたが、最近はもうすっかり飽きてしまい、単なる治療行為にダラクした。そういえば、縄文人は入墨やボディピアッシングだけでなく、健康な歯をオシャレ抜歯&整形していたらしい。麻酔もなしに、どれだけ痛かったか? 縄文人にとって肉体改造はもちろん、それにともなう痛みと傷口治癒の感覚も一種の娯楽だったのでしょうか? 治療後、抜いた歯のカケラを「もって帰りますか?」と聞かれたのでいただく。先生に「後ろ向きで屋根に『ネズミの歯になーれ』と叫びながら投げるんですよね」と確認しようと思ったが、麻酔で口が麻痺し、まともに会話できなかった。ガーゼに包まれた親不知には肉片や神経残片など付着しており、結構生々しい。大切に保存して、いつかアフリカ呪術やブードゥー教の儀式に参加する機会があったら活用したい。

参考画像:アフリカ・ダメオ(現ペナン共和国)のレグバ像。ブードゥー教のルーツといわれる。PHOTO:アーヴィング・ペン。日本民藝館「ダオメ」展(2004年8月21日〜9月26日)より。