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そういえば最近Wになってからの「辻希美加護亜依」をテレビなどで見ると、なんだかいけないものに触れた気分になる。成長期の子役スター特有の異物感というか、ごろごろとした座りの悪さ。と、いうか、肌を露出して踊る彼女たちの二の腕のぷよぷよとしたセクシー感は、ドリュー・バリモアのバリバリ現役ティーン時代の刺青だらけのヌード写真を連想させる。スピルバーグの「E.T.」出演後、9歳でアルコールにおぼれ、10歳で葉っぱ、13歳でコカ・パウダー中毒、ハイティーンになって精神診療所やドラッグ中毒者の治療施設に通っていた頃の(まさかドリュー・バリモアが今日のような成功を収めるとは10年前には予想も想像もできなかった)。Wの存在は、少女時代に幼女的なイメージで成功したミニモニの辻ちゃん加護ちゃんというパブリックなイメージと、それにもかかわらず成長してしまう実際の肉体・身体との合間に、なにか油断のできない断絶と葛藤のミックスが出現しているようだ。残酷ではあるが、彼女達には一生つきまとう聖なる傷跡として「ミニモニ〜テレフォンでリン・リン・リン」などと歌い続けて欲しいと単純に願う、ただの冷酷な「視聴者」としての自分がいる。しかし、逆に女優としてだけではなく、映画プロデューサーとしても大きな成功を納めたハリウッド・セレブ・スター!! ドリュー・バリモアのように、Wの二人にタフに強く美しく成長して欲しいと願う自分もいる。見る側、演じる側、両方がどこか心の中で葛藤する居心地わるさ、座りの悪さ。ゴロゴロとした異物感。だったり。でも目をそらしたり。微妙。

Helloデジオstupidity:Hell062:あやうい年頃
http://easy.dedio.jp/home/stupidity/media/blog/main/2005/03/radio_15_000750.mp3
(☆マークのリンクをクリックすると音声の再生が始まります&花粉系の鼻声&言い間違い多数失礼します)
デジオの宇宙色々: http://dedio.jp/