レイヤー

ワープロにおける文章作成の「コピー&ペースト」の革新性に近いことが、イラストレーターやフォトショップというか、画像作成・処理に関するパソコンソフトを使っていると「レイヤー」という概念で起こる。とりあえず、イラストレーターを10年ほど前に初めて使い倒した時に、これは浮世絵のような多色刷り木版画の彫り師のような版をどんどん重ねて(レイヤーして)図形を作成するソフトだということを発見し、国芳北斎などの浮世絵の原画や版木をしばらく観察しまくった。ようするにアナログの比喩によってデジタルを自分は理解した過去がある。