さらに写真

あらためて、写真って何? と、意味無く問うてみる。なにを語ろうか? 写真とはつまりロラン・バルドのエッセイにもあるように、すなわちピンホールカメラの原理を適応した「鏡の明るい部屋」、、、という書き出しをしてしまいたくなるように、実は光学的なテクノロジーの産物であり、、、、、、という文章はダサイ・かっこ悪い・にゅ〜アカかぶれ。かも。いやはや。なにがいいたいのかというと、カメラもフィルムもなにもなくって、まるでヴィム・ヴェンダース監督の映画「ベルリン・天使の詩」に出てきた「天使の視線」のように写真が撮影できたら面白いのに、というお話なんです。たとえばハトをねらう野良猫の脳内映像と、10分後に食べられる運命のハトの脳内映像をそのまま画像として知覚や録画する方法があれば、最高にスリリングな表現になるのでは、、、、というお話。これ20年ぐらいずっと考えていたアイデアなんですけどSF作品にでもしないと実現は無理ですね。無理でしょうか? どうなんでしょうか?