メリクリ

という訳で、メリークリスマス。街もすっかりクリスマス。そういえば、昨夜、新宿駅でサンタのかっこしたバイク乗りの集団を目撃した。けっこうみんないい歳していたなぁ。めでたいことだ。

どーでもいい話だが20代までは「クリスマスなんて大嫌い」だった。
というか、キリスト教を否定する訳ではないが、なぜこんなにも世界中の人がキリスト教の祝日で大騒動しなければならないんだと、すねていた。
翻訳すれば、デフォルトではモテない自分を自覚する日として、また彼女がいる時はそれなりに義務と要求が生じる日として、ちょっとめんどくさかった。
しかし、よく考えると、これはキリスト教というよりは、ゲルマンとかケルトなどの古い記憶、、、太陽が死に至る冬の日が、春に向かって再生する、日照時間を基準とした死と再生の儀式であること。そしてアジアや世界各国でこれだけ受け入れられるのは、それは自然の四季や地球の惑星のサイクルに基づいた、非常に古い形の「区切り」を祝うセレモニーとしてなんだ、ということを発見してから、クリスマスもなんだか単純に否定するものでもない、悪くないと思い直すようになった。
とはいえ、大人は忙しいけどね。自分のような商売人の繁忙期はもちろんだけど、鉄道やバスなどの交通関係やエネルギー供給、その他、さまざまな日常のインフラに関わる人々にとっては、クリスマスも正月もなく日々は続き、逆にそのことに思いをはせ、感謝するきっかけになる時かもしれない。などと考えるのは、やっぱりクリスマスに関して全面的に受け入れている訳ではないような気もして。
子供へのプレゼント。これが一番たいせつなんだろうな。