催眠なのか音楽なのか

HelloTaro2006-12-31

先日、会社で支給される携帯が機種変更になり、なんとなくPCからPink Floydの「Meddle」ジャケットの水面イメージをテストメールとして送信し、待ち受け時の壁紙としたことをきっかけに「もう10年以上も聞いていないなぁ」と思ってレンタル店で適当に代表作のCDを借りる。
ひさしぶりに体験するPink Floydサウンドは、なつかしいような新しいような。
1990年代にクラブでThe Orbなどのアンビエントハウスが流れていた時に、ヒッピー出身のおじさんが「いいねこれ、これなんていうピンクフロイド?」と、何度も繰り返していたのを思い出す。ラリっているのかと思ったが、今考えると、あれは彼なりに変化する時代に対して発せられたギャグ&矜持だったのだろう。
それにしても1960年代後半から1970年代のHipgnosisのデザインは冴えている。乳牛で有名な「Atom Heart Mother」のアナログジャケットの端には、なにげなく版ずれのようにシアンに光るエフェクトが隠してあって、それを学生時代に発見した時は「アシッド風わびさび」などと命名して遊んだ記憶がある。など若いデザイナーや音楽ファン4〜5人に話してもHipgnosisを誰も知らなかったけどね。昔、松任谷由実のジャケットデザインした事務所だということでお茶をにごしてみたり。
参考:Hipgnosis
http://www.sound.jp/hipgnosis/yapwall/yhip.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Hipgnosis
原子心母
昨晩お会いしましょう