おっさん化現象の定義とは

 高校時代の悪友が「おっさん化現象というのは、新しい音楽に興味を失うことから始まる」と定義していた。まあ、そうかも。同年代を見渡すとドリカムや今井美樹やサザンやYMOしか聞かなくなっている30代後半になっていたりするんですよ。気がつくと。
 今年に入ってから、インドや台湾で買った音源をのぞいたら、CDを10枚も購入していない。これは前年比で半分以下。5年前と比較して1/5以下。年に200〜300枚以上購入していた10年前と比較すると1/10以下となる。最近は図書館で殆ど音楽欲求を満たしていたのだ。というか、稼ぎのほとんどを貯金もせずにCDショップにつぎこんでいた20代の自分は若かったなぁ。いろんな意味で。というかバカ。仕事帰りは毎日タワレコ〜ヴァージン〜HMV〜WAVEその他の試聴機の前で2〜3時間新譜をひたすら聴き続け、休日は誰に聞かせるわけでもなく4〜6時間以上もCDJとミキサーの前で立ってふせんでBPMや印象などのメモをライナーに貼りまくっていたのだよ。
 でもアナログはめんどくさかったので、ほとんど手をださなかった。いま90%以上の音楽をiTune経由でアンプにつないで聞いているのも同じ理由で便利だから。CDめんどくさい。かさばるし。アナログのほうが耳に楽な優しい音なんだけど、中音域をイコライザーでアップすればあんま違わない。