喪失感

HelloTaro2012-04-29

娘が生まれた直後、メインで使っているmacbookのハードディスクからガリガリと異音。起動もなにもしない状態になる。しかしそんなことにかまう余裕がない日々の連続。むしろネットやパソコンにはまっていた過去と決別するための人生が与えてくれた通過儀礼かしらとか思ったりして。バックアップとっていなかったiTunes購入の音楽データ、写真のデータは惜しいけど、そんなことより大事なことがあるんやで。などなど自分に言い聞かせてみたり。
で2週間ほど放置してから、なにげなく再起動すると動いた。あわてて交換用ハードディスクを購入しバックアップとる。セーフ。ふーっ。
しかしいつお釈迦になるかもしれないため予備機を調達。定価の20%OFFぐらいの金額でMacBook Pro 13.3インチと交換用の8GBのメモリを購入できたのはラッキーだった。
MacBook Proのメモリ増設に続いて、お古のmacbookのハードディスクもデフォルトの250GBからバックアップ済の320GBに拡張。音楽やビデオ、写真などのファイルもガシガシ削除すると、しばらくなかったぐらいにサクサクキビキビと動く。まだまだ現役かも。新しいMacBook Proもしばらく出番ないかもなどと思いつつ写真現像管理とビデオ編集機にすればいいのだと思ったり。まあ、あんまし欲張らないほうが良い。
作業中、泣いてしまった赤ん坊を片手で抱きかかえあやしながら細密ドライバーでパソコンの裏ネジ締めたり楽しかった。とりあえず腕力に加えて、非常に注意力が必要なのであまり人にはおすすめはしない。

結局の所、データはひとつも失わなかった。

しかし、パソコンが動かなくなった夜、なにかを喪失したような痛みと、それでもいいやっていうふっきれた気分は、通過儀礼のように自分の中に残っている。