奇妙な廃墟

 約半年前、渋谷駅近くにあるオシャレ系古本屋で、とある評論家の処女作初版本を見つけたが、索引に書き込みがあり、文庫にもなっているのでパスした。一昨日、その本が夢に現れて、もう売り切れているだろうと思い、仕事帰りに立ち寄り棚を探すとまだある。なぜか他の本から約5mm前に出ており、わずかに運命を感じたので購入。テーマは「ドイツ・ナチス占領軍に協力したフランス文学者について」。なんとなく負けたような気もするのは、風邪薬のせいかも?