たどりつけない

目的地にいこうとするが、どうしてもたどりつけない。なぜか反対方面の電車に乗ってしまう。携帯電話の充電池は残りゼロ。慌てて飛び乗ったタクシーで交通渋滞に突入。電話番号のメモは別のジャケットに入れたまま忘れた。待ち合わせ場所自体を間違えている。
そんなとき、これは意識しない心の働きが、その場所に行くことを拒絶しているのだという考え方は、たぶん心理カウンセラー的な発想。

しかし本当にたどりつきたくても、たどりつけずに、堂々巡りのダメダメスパイラルが始まって、そのループから抜け出せない時もある。
そんなときに「それは無意識で望んでいないからだ」などと断言されても、たとえそれが真実だとしても、なんの役にも立たない。
むしろクソ喰らえ、だ。