さて、さて、なにもオチは準備していない。 相変わらずサービスが悪くてごめん。ビールなら冷蔵庫に入っているから、勝手に飲んでくれ。 戦争は終わらない人間は終わらない。神々が粘土に生命を吹き込む音が聞こえる。

まぶたを開けると、目的地を忘れてしまったが、まだ旅は続いていて、私はどうしたらいいのか、白昼の光の限定された世界の中に身を隠す場所を探して、迷い続けているようだ。 ポケットの中には住民税の滞納金を請求する紙片。そんなもの捨てちまいな。と、さ…

暗闇を見るために目を閉じる勇気を。 闇なんて、まぶたを開けば、すぐ消えてしまう。だからこそ、目をつむり続ける勇気を。 すべての沈黙は暗闇を欲する。 暗闇は無限に通じる。 時間と空間と身体を忘れて、暗闇を欲する。

無意識は、ものごとの表面に出現している、という思考方法は大切で、たとえば占いや象徴、美術や物語の秘術はそこに隠されている。無意識は意識されないから「無」の意識。 本人が気がつかない間に、様々な情報をアピールしながらも、本当は沈黙と静謐を好ん…

目的地にいこうとするが、どうしてもたどりつけない。なぜか反対方面の電車に乗ってしまう。携帯電話の充電池は残りゼロ。慌てて飛び乗ったタクシーで交通渋滞に突入。電話番号のメモは別のジャケットに入れたまま忘れた。待ち合わせ場所自体を間違えている…