スープ

HelloTaro2005-08-19

唐突に美味しいスープを飲む。
仕事帰り、昔の仕同僚と久々の会食。
先に、やたらめっぽう美味しい香港点心の店に行くが、予約でいっぱいだと断られる。おいおい8月の平日だぜ。
んで、2年ほど前に行った記憶のある台湾料理店に。
ガソリンスタンドに隣接した、25席にも満たない小さな店で、おそるおそる外から店内をのぞくと、テーブルは2つ空いていた。ラッキー。
初めて訪れた時のこと。店に入ろうとしたら満員で、お姉さんの「すぐ開くよ」という言葉を信じたら30分近く外で待たされた。
その時、店外に張り出されたメニューを読みながら「アボガドとエビのマヨネーズ風味炒めって、どうかな?」「いいよ、あと餃子と、中華おこげだね」などとダベリながら待機。やっと席が空いて、店に入った瞬間、厨房から食べたいと話していたメニューが勝手にどんどん運ばれてきたのにはビックリ。
今回も、席に座ると注文していないのに黒い竹の器に入ったスープが供される。
「これ漢方ね。とっても良いよ」「うーん、いくら?」「400円」「じゃもらいます」。
これ、これが、なんだか中国南方の沿岸部らしい複雑な海っぽい塩味がベースで、クコの実やナツメ、なんだかよくわからない木みたいなものなどと、鶏肉? が入っていて、脳の奥から「これは!!」という気持ちいい汁が流れ出る、じんわりと、しかし簡潔な余韻の絶品。もう一つ、追加オーダーしたくなるほど美味い。
その後、運ばれた料理もすべて台湾で食べたどんなメシと比較しても遜色ないほどスバラしかった。
が、そのスープが一番美味かった。場所は恵比寿。
インド・コルカタで喰った屋台のラッサムスープの衝撃に匹敵。またいこっっと!!