焦点

小学4年生ぐらいの夏休み。テレビの「キューピー3分間クッキング」で焼ナスを紹介しており、母にせがんで一緒に台所で作った。
母は、実はナスが苦手で、食べられなかったため、食卓にあがることがほとんどなかった。、、、ためか、その時に食べた焼ナスのうまさは衝撃的であった。
それからしばらくナスナスナスナスナスナスのことばかり考えていた。
すると、図書館でたまたま読んだ本にナスの話が書いてあったり、理科の教科書でナスの細胞断面図写真がのっていたり、テレビでナス栽培についてのレポートをやっていたりと、ナスの情報が向こうから飛び込んでくるような状態になった。
気持ちと焦点をひとつの好奇心の対象に向けていくと、こころにアンテナが作られ、情報は自然に集まってくる。