floating yesterday

という訳で仕事帰り、クローズぎりぎりに行って参りましたよ。
蜷川実花・写真展「floating yesterday」:
http://ninamika.com/home/floating-popup.html
floating yesterday
商品陳列のPOPのようにアクリル板のような透明な板に張り付けられたイメージが、オリジナルプリントを鑑賞するという意味での「写真展示」として面白いかどうかというのは別にして、非常に同世代的な色調世界を感じた。そしてあらためてデザイナーに愛されるカメラマンだなぁとも思った。無意識を刺激する色彩と空間の隙間に、鑑賞する人が感情を入れる余地があるのがポイントだと思う。
帰りのバスの中で写真集「floating yesterday」を眺める。
時々ペラペラめくったりするのにはちょうどいいボリューム。ちょっとした中編ロードムービーのような余韻が悪くない。個人的にはもっと直接的にタナトスとエロスに肉薄して欲しい気もするが、それは別の人の仕事かもしれない。そう、彼とかあの人とか自分とか。