HelloTaro2005-11-19

色はことばであり世界である。
一人一人、みんなの世界の色は違う。
もちろん、これは詩的な意味での比喩ではなく、単純な事実。
まず、医学的にそれぞれの人の視力や遺伝子が異なるように、色彩に対する神経のレセプターが違う。
また、その人の暮らしや生活、仕事によって、見える色彩は変化する。
たとえば、農家の人は手塩にかけて育てている作物や土、空の、ちょっとした色彩の変化に対して繊細に反応する。
雪や氷の中で暮らすイヌイットなど北方民族の人々は、無彩色の白をあらわす呼び名が十数種類から数十種類あるという。
そして時代によって流行の色とその好みはどんどん変化する。
面白い。