池田亮司

んで、昨年末にリリースされた池田亮司の新作「Dataplex」。どうしてもちゃんと聞きたくなって週末にタワレコ新宿店で入手。
インナーフォン式ヘッドフォンで聞いたら、1曲目から発狂しました。
彼とほかのパルス音などを使うアーティストとの根本的な違いは、その音の「間」に、見えない音色やメロディが無数に隠されているような、錯覚・認識のエラーを誘発する手際の、優雅さと美しさへの強固なまでのこだわりにある。それらの美学は、彼が音楽監督を担当するダムタイプでのステージ音楽における、官能的なまでに優雅な情緒とミニマムな音響との暴力的な組み合わせの中に、しばし見いだされるが、ソロ作では、さらに鋭いエッジをもって表現される。
で、この「Dataplex」は、たとえが間違っているかもしれないが、Rage Against The Machineの楽曲がハードコアでポップであるというような意味において、ポップだ。いやー、すごい。
http://www.raster-noton.de/catalog/cdr068.html
6月には5年ぶりに東京でのソロ・コンサートも開催。チケット買っちゃった。
http://www.conversation.co.jp/schedule/ikeda_ryoji/index.html