2006-06-19 緑 眼をつむると、緑がゆらいでいた。 職場ちかくの神社の境内。昼に印刷入稿をすませたあと、ホカ弁でかったノリ弁当大盛り340円ですこし遅い昼食をすませた後、コンクリート製の囲いの上にごろんと寝ころんだ。 周囲は、約20mにもなろうかという大きなポプラやユーカリの木に囲まれて、午後の木洩れ日がまぶしかった。 すこしだけ考えた。 植物に酸素を奪われるのが苦しいという祖母の感覚を。 生命のもつ、本質的な息苦しさ。 植物は、動物とちがって、ピュアな分だけ、よけい息苦しい。