砂とバター

HelloTaro2006-07-29

身体が思うように動かん。

ギャラがはいるかどうかわからんコンペ仕事を一つ午前中にこなして、ランチを食べてから昼寝。それから部屋の掃除するつもりが、1時間後に鳴っていたはずの目覚まし時計にまったく気がつかず寝過ごした。

これも金縛りの一種だろうか?
午後の太陽に目覚めて布団に横になった視覚情報が、どうしても修正できない。
目をつむり布団を出ようとするとと、感覚では身体が起きているのに、目を開くと、また寝ている状態に戻ってしまう。この状態が数分間ループする苦しさのあまり、うなされて目覚める。午後4時すこし前。

もーわかったよ。ずっと行きたかった文京区は護国寺でやっているチベット僧による砂曼荼羅実演会場に行きたいんだよオイラの身体は。フジロックにも大阪のworkroomにも縁がないけど寺なら大丈夫?

ギュト寺院僧侶による砂曼荼羅とバター彫刻の制作展
2006年7月22日(土)〜30日(日)
http://www.tibethouse.jp/event/2006/sandmandala/



ほとんど完成した砂曼荼羅の解説と、バター彫刻の実演など盛りだくさん(トップ写真は作りかけの仏像)。
チベット本やアクセサリーなどのグッズコーナーも充実。かなり安い上、寺院や僧侶に寄付したと思えば気も楽で、かつてチベットで流通していた古い紙幣やお香など8000円ぐらい散財。さらに大本山両国寺本堂にて本尊の観音像を前にしての、チベット声明実演はすごかった。耳を澄ますと、外で鳴いているセミも、チベット僧の呼吸のタイミングに合わせて鳴いていた。
超低音でドスの効いた45分ほどのドローン・ヴォイス・アンビエントで、複雑にからみあう低音のうねりから上昇していく声に包み込まれていくと、時々、天上から高い金属音のアクセントがキラキラと降ってくるような。
声明の美しさと力強さにもかかわらず、反面、瞑想状態になった自分の脳裏に浮かんでくる煩悩の、あまりの数の多さを体感&実感しました。テヘっ。
最終日となる7月30日(日)は、完成した砂曼荼羅を江戸リバーに流すそうです。行きたいけど、明日こそ部屋の片づけしなくては、、、。