なんだか料理ばっかりしている

HelloTaro2006-10-24

 また今晩も作ってしまった。
 イカの塩辛とイクラの醤油漬け作りにはまっている。どちらもしごく簡単で、塩辛は適当に刺身用のイカを購入して、はらわたを傷つけないように取り出した後、身の水分を新聞紙などで十分に乾かしてから皮をキッチンペーパーなどでこそぎ剥いだ後に適当にさばき、はらわたの中身と塩ひとつまみ、日本酒、ゆずやすだちの皮と混ぜて放置すれば出来上がり。塩かげんにもよるが、毎日、水分が分離しないように混ぜ合わせながら2・3日は楽しめる。もしうすこし本格的な風味にしたければ、はらわたを塩でつつむようにして浸透圧で水分を抜く状態にして冷蔵庫で2晩ほど寝かせ、同様にイカの刺身などとあえればよい。
 イクラの醤油漬けは、以前にためした時に筋子状態からイクラ状態にほぐすのに1時間以上もかかったため、興味をなくしていたのだが、先日、魚焼用のアミで軽くこそぎ落とすと、あっという間にほぐれることが判明。これも適当に日本酒:醤油を1:1程度に混ぜた漬け汁に一晩つけると、一週間ほどはイクラ丼が楽しめる。
 両方ともコツは良い日本酒を使うこと。保存期間を長くしたければ、塩分を濃くすること。あと、甘めが好きならミリンを足してもいいが、銀座に直営ショップのある石川県の酒蔵・福光屋の「福みりん」みたいに、そのまま飲んで美味しいやつで作ると発狂しそうに旨い。そういえば小林カツ代さん風に水分の少ない肉じゃがをル・クルーゼみたいな鍋で作る時も、仕上げのキメに「福みりん」を使ったら卒倒しそうに旨かった。切らしているので、また今度、買いにいこう。
おいしいごはんのためならば
 話は変わるが、調味料に関する最も興味深く、片っ端から購入させる魔力があり、そして本当に実践的に役に立った書物といえば平松洋子さんの「おいしいごはんのためならば」。
 この本に学んだことは、安い食材で食事をリーズナブルに楽しくしたかったら、醤油をはじめとした調味料はあまりケチらないことが基本だということ。そのためか家のごはんはなにもかも美味で、体重が減りそうにないのが最大の悩みとなってしまった。
サケスタイル福光屋:福みりん
http://www.fukumitsuya.com/chomiryo/mirin.html