HelloTaro2007-05-20

小学生高学年の頃、駅前の古本屋の外に放置してある5冊100円の文庫本棚の中から、カバーが日焼けした星新一北杜夫横田順彌の本などを漁った。
以後、続いていた趣味といえば、古本屋通い。小さくても確実な至福の時だった。のに、最近、あまり行かないなぁ。
理由はたぶん二つ。
・ネットで長年探していた古書など、簡単に入手できるようになったこと。
・ここ数年で買い集めた未読の本が恐ろしく溜まっていること。
だから、古本屋の棚を見ても、家にある未読の本を思うと、そうそう手を出せない。また、マニア向けのヨダレがでそうな棚がある古書店は相場が高いし、そうでない店から掘る楽しみはあるけど、なかなか「これは」という出合いはない。
開封のままの新刊書を、どこか部屋の中で失ってしまったり、会社の机の下に資料本と称して、ネットオークションで購入した古雑誌を山積みにしていたり、なにやっているんだろう。
というか、根元的な原因は、ヒマというか時間というか、余裕がないことなんだよね。本なんて読んでいないで、自分の仕事しろって。そりゃそうだけど。