ぼちぼち

ようやくあたたかくなってきて、いわゆる春だ。
鎌倉と葉山の間、海に突き出した岬のような小山の中腹に家がある。引っ越したばかりの昨夏は、駅前やビーチと比較して、わずか標高70m弱なのにずいぶんと涼しく、クーラーがいらなかったのだが。その分、冬は長く寒かった。

とりあえず、庭の半分を耕し、畑に。
ジャガイモとズッキーニとアーティチョークとネギとわさび菜と、、、、いろいろ植えている。
どんだけ育つかはわからんが。

というような近況。
田舎に引っ込んでいるので、終電も早く、ほとんど遊んでいない。
映画館も横須賀に出ないと無くて、めんどくさいのでほとんど見ない。町にはツタヤもないしな。

ずっと死について考えている。
ずっと美について考えている。
今年の桜は、なぜか自分の心に沁みてこない。
たぶん、自分は本当にマイペースなのだ。

日曜には庭仕事というか、家の裏や排水溝の落ち葉や泥を掃除していたら、たぶん昨年に殺したムカデの毒牙らしきものが右手に刺さり、紫になってはれてしまった。痛くないけど血がだらだら出て、傷口が紫に染まったので、必死に血と毒を吸い出して消毒したのだが、今週はずっと手がむくみしびれた感じである。

今日は取材で、某文学賞を取ったばかりの気鋭の作家にインタビューするというお仕事。
部下の女の子に、記事のまとめを任せている事をよい事に、自分はあまり使えないタナトスとエロの話ばかり振ってしまい、面白かった。