Walk This Way

HelloTaro2004-12-08


 「趣味は読書」だというし、毎日、休み時間にこれ見よがしに本を読んでいるから「Kさんの好きな作家は誰?」と聞くと「作家とかタイトルとか関係ないんです。ただ本を読むのが好きなんです」「ふーん、最近、読んだ中で面白かったのは何?」「面白いから読む訳ではありません」「いや、ちょっと知りたいだけなんだけど」「『チーズはどこへ消えた?』と『話を聞かない男、地図が読めない女』、あと落合さんの本とか」「落合監督? あの人は最高におもしろいよね。昔、オレ流実践して、子供が自宅テーブルで放尿している場面のテレビ放映を許可したの知っている?」「いえ落合信彦さんの方(怒)」 あっ、怒った(ドキドキ)。
 先日も同い年のフリーターSさんが、30代になるまでミュージシャン目指して路上でフォーク・ギター弾いていたっていうから「目指していたミュージシャンは誰?」って社交辞令で聞いたら「いや、別にいないっす」だって。んで、邦楽好きっていうから「くるりの新しいアルバム、ちょっと好き。前作の方がよかったけど。あとアジカンの1st久々にロックで何度も聞き込んじゃった」「誰ですそれ?」「ん? 日本のロックバンド。聞いたこと無い?」「知りません」「ふーん、じゃあサザンオールスターズは知っている?」「詳しくないけど」「長渕剛は?」「少しだけ」「じゃ、中森明菜は?」「・・・(怒)」 あっ、またまた怒った(ドキドキドキ)。
 飲み店で知り合った、某デザイン専門学校でデザイン論と歴史の授業を持っていたことを自慢するオジサン先生。どの時代のデザインが好きなのですか〜ぁ? と素朴に雑談&デザイン史について質問すると「デザインはデザインです。バウハウスなんて知らないし、そんなのデザインとは関係ありません(怒)」っって、またまたまた怒ったよぉ(ドキドキドキドキ)。
 もー、「自分は〜〜〜の人だ」って周囲の人に激しくアピールしているのに、そのスタイルに関係する固有名詞にこだわっていない人っているけど、単なるカテゴリーの模倣は意味ないっすよ。神は細部に宿るんですよダンナ。そして、自分はそういう人と接触すると、いつも相手を怒らせてしまう。いいですよ、どうせそういう時のオイラは地獄の冷血&人でなしHell Taroですから。絶縁覚悟で行きますよ。つっこみ上等です。
 でもね。ホントはそういう人への対応方法も心得ています。ようするに「彼は〜〜というものが好きだという風に思われるのが好きな人なんだ」ということを最大限尊重してあげる事。「ムーミンスナフキンが好きな自分、という風に周囲に思われるのが好きな人」への対応と同じ。そして常に愛情を持って接し、目に見える場所では、決して彼らのテリトリーに触れない事。つまり近寄らないこと。「らっしゃいらっしゃい」威勢よくたって、魚の固有名詞を言えない寿司屋には入らないほうが身のためですよね。
 あー、俺って本当に性格悪いな。もーたまランDMC!!デズ。(って、今日はこれがいいたかっただけだったりも、する)