2005-08-22 ナス そういえば、先日、農家の片隅をかりて畑を耕している母から、自家製だというナスをもらった。 「へー、ナス食べれるようになったんだ」 「や、嫌い。でも食べる人もいるでしょ」 「え〜、なんで自分が嫌いなものを作るの?」 母は笑って答えなかった。 よくよく考えると、家族の中でナスが好きなのは、自分だけなのだった。 がさがさと、固く身の締まった、けっして綺麗ではないナス。中華風に炒めて食べると、野草のようにコリコリと固くて筋ばって、奇妙に滋味深いあじがした。