感謝

罪悪感を感じながらも、TSUTAYAで新譜CDを大量にレンタル。
クラムボンの「てん、」、Spikewave「Inspiration Information」、Fran-Key「Ecstacy Romance」、bonobos「electlyric」、Kaoru Inoue「The Dancer」、Little Creatures「Night People」、Polaris「Union」、湯川潮音「緑のアーチ / 裸の王様」。
わ、全部アタリだ。すごくない?
日本の音楽って、この50年間の世界的規模での成長と繁栄、成熟を背景に、今、おそろしいほど豊壌なる恵み、収穫時期に来ている。
政治がかつてないような暗黒時代(小泉流の大増税と個人ネット情報発信規制法案、監視社会の到来の予感がするんですけど)に向かってまっしぐらに進んでいるというのに、いや、だからこそ、このはかなくも刹那な音たちは純粋に輝いて聞こえる。
まるで大正時代の創作版画運動(注1)のムーブメントのように、気軽に自宅録音・CDRなどで音を発表するミュージシャンの音源などに、新鮮で素晴らしいものも多いし、この時代に生まれた幸福を味わえることを感謝したくなるような豊壌さがある。
15年後ぐらいに絶対「21世紀初頭のニッポンのポップスすげー」って、インドやアジア各地やヨーロッパ、世界中の中産階級の音楽マニアがこれらの楽曲ファイルを血なまこでネットから探してダウンロードしたり交換するだろう。本当に層が厚い。
とりあえず、最近、オイラずっとLOWだったけど、ちょっとLOVEな気持ちにスリー・アウト・チェンジできた。
金できたらちゃんとCD買います、んでなるべく生でライブ行きますライブ行きますライブ行きますので皆様勘弁(ペコっ)。
旅に行きたいんで小金を貯めなきゃいけない。
注1:大正時代のモダンで自由な時流に乗って、表現したい若者が板に版画を彫って刷って配った(自画自刻自摺)のパンクな絵画ムーブメント。萩原朔太郎詩集「月に吠える」の田中恭吉&恩地孝四郎による挿絵が代表的な作例って、我ながら乱暴なまとめ。