東京節

東京で自慢は何ですね 三百万人うようよと
米も作らずに暮らすこと タジれた市長を仰ぐこと
それにみんなが感心に 市長のいうことをよく聞いて
豆粕食うこと痩せること
シチョウサンタラ ケチンボで パイノパイノパイ
洋服もツメエリで フルイ フルイ フルイ
                        
いくら稼いでも足りないのに 物価はいよいよ高くなる
物は高くても子は出来る 出来たその子も栄養不良
いやにしなびて青白く 顎がつんでて目はくぼみ
だんだん人相が悪くなる
ラメチャンタラ ギッチョンチョンデ パイノパイノパイ
パリコト パナナデ フライ フライ フライ
「東京節(当世平和節)詩:添田さつき 曲:アメリカ民謡 より」


注1:学問を喜び尊んだら本当の金持ちではなくなる。江戸時代の豪商は、息子の女遊びや芸事や賭け事に関しては甘かったが、学問をすることだけは許さなかったという。なぜなら、当時の本気の学問は、家業を滅ぼすインパクトがあったから。