ミカン

HelloTaro2005-09-20

血がドロドロしているような気がする。
しばらく、立ち飲み屋などで一人飲みするのはやめおうと思った。
んで、その分のお金は、毎日、果物を買って食べることにした。
あまり根拠はない。
すぐに飽きるかもしれない。
今日は、青い極早生ミカンを一袋購入。
12個はいって、500円。
なんだか、ものすごく贅沢品に感じる。
でも、おいしい。
以前、四国の香川の農家に1週間ほど滞在し、木から実った青いミカンをもいで、苦しくなるほど食べ続けたことを思いだした。
近所を散策すると、巨大なバッタや蟹が沢山いて、古いため池やお寺をうろうろして、ちょっと楽しい思い出だなぁ。
昨年、石垣島に隣接する竹富島の飲み屋で、毎晩、泡盛の水割りに、半分に切ったシークワーサーを絞り、毎晩午前3時まで酒盛りしたのもよかった。
おしっこついでに庭に出て、たわわに実るシークワーサーの木から果実をポケットいっぱいにつめこみ、またそれを絞ってと、エンドレスに飲み続ける。
ミカンって、なんだかいいな。
とくに酸っぱいのが好き。
香りもね。
インドのライムも好き。
ユズもいいな。
ボンタンにキンカン、ブッシュカン。
中国の文人は、お金があるとお茶とミカンにはまるのが粋だと聞いた。
また、有名な話だが、オレンジの木をガラス温室で栽培するのが近世ヨーロッパ諸国の貴族のステイタスだった。
薫り高いオレンジやミカンの中に、オリエンタリズムの粋が感じられたのだろう。
媚薬としても利用されたオレンジから抽出されるネロリという香水の効果と魅力も、その憧れがあって増したかもしれない。
江戸時代の日本には「御典薬、陳皮も安く見へぬなり」という川柳がある。
御典薬とは将軍様に献上する薬の事で、捨てればゴミの干したミカンの皮も、しかめっつい漢方の薬箱の中に入ると高価に見えるというお話。

んな感じ。