土鍋

HelloTaro2006-01-22

非常に悪性のインフルエンザにかかって、先週はほとんど寝てすごした。前半は混沌と熱にうなされながら、後半は薬の効果でもうろうとしながら。
で、その間、土鍋で白菜と骨付きの鶏肉(ダシ用にちょっと高いやつ)とネギとナメコなどでスープストックをつくり、ひたすらそれをベースにうどんやご飯などちょぴっと食べ、寝て、食べ、寝てという繰り返し。
ほとんどすべての食事を、その土鍋に依存。非常に救われた。
めんどくさいので、冷凍庫にあった冷凍鍋焼きうどんの中身やパックのおでんの残り汁も、その土鍋に投入して食べたり。
ゆっくりした風味の変化が楽しい、、、、などとオスマしっていたが、いつしか体調の回復に伴って飽きてしまう段階へステッピン。
金曜にお見舞いに来てくれた彼女が残りの半分を食べ、翌日、冷凍うどんを投入して、煮込み風にして食べきって完了。とっとと土鍋をピカピカに洗ってしまう。
で、今朝、お腹がすいて台所に行くと、からっぽの鍋がぽつんとガスコンロの上にあり、なんかさびしい。
トーストを焼いてボイルした粗挽きソーセージを挟んで食べながら、どこか物足りない。
あんだけ「やっつけなくっちゃ」と思いこんでいた鍋の中のスープが空っぽになっているということに対する、漠然とした「失ってしまった」感の到来にとまどう。
で、われなきぬれて、じっと腹をみる。ぷくっ。