南風

HelloTaro2009-11-01

もう11月か?
今朝は風が強い。
ここ数ヶ月はいつもどおり忙しくて。悲しいことも、楽しいことも、いろいろあって。それを受け入れるだけで日々がすぎていて。
無数の昆虫やリスや鳶、烏などが住む、森林が隣接する我が家の庭で、微々たる畑を耕し、日々の糧を補う。
新約聖書のカラシ種のたとえではないが、あまりに小さな植物の種がぐんぐん育ち、空間を満たしてまた枯れて行く風景は、単純に不思議であり。またそこを拠点にクモやカメムシ、アブラムシなど害虫と益虫が入り交じった小さな生態系のコロニーが形成される様も、また神秘的ともいえる。
そのバランスの妙を堪能しつつ、農作業とは、そこに人為的でありアポロ的な意図(つまり収穫や整地の必要性)の鋤を降り下ろす、力への意思を行使していくステージにもなって。
まあ、普段はそんなことは考えないけどね。
ただ草を抜いて整えた地面から、無数の雑草がわさわさ生えてくる様子を眺めているだけで楽しいが、逆を言えばいくら草抜きしてもまたわさわさしていく。