赤ちゃん映画

 約10年ほど昔、「赤ちゃん映画」を何本も集中して観た時期がある。

 自分は映画について全く詳しくもなく、よくわからないのだが、つまり「赤ちゃんに乾杯」とか「スリーメンズ・ベイビー」とか「赤ちゃん泥棒」とか「赤ちゃんはトップレディがお好き」とか、友人とその彼女が借りてくるビデオを晩ご飯を食べながら自動的に眺め、意味もなく爆笑していた。
 その頃の我々の口癖は「赤ちゃんになりたい」で、実際によく酔っぱらって幼児語で会話をしていた。

 下は、約10年かけて、その時に観た映画の法則を自分なりに抽出したエッセンスである。

 こうしてみると「赤ちゃん」とは、人間の持っている社会的な仮面を突き破る「野生」を持っており、なおかつ常に「受け身」であることが分かる。
 考えてみると、究極のポルノとは、結合した結果としての「赤ちゃん」といえなくもない(が、あえていう必要もない)。

 最近、周囲で赤ちゃんがよく生まれるため、考えてみました。