行ったり来たり

HelloTaro2006-05-02

小林秀雄青山二郎井伏鱒二など、骨董品にハマった昭和の文人などみていると、同じ茶碗や徳利、酒杯、そして愛人などが師匠や友人、弟子との間をいったりきたりしている。
弟子は、先人が褒め称えた「モノ」に、恋いこがれ、あこがれ、そしてタイミングが会えば、その人なりの身銭を切って入手。ある人物は時がたてばまた手放し、ある人物は、それを秘蔵して死んでいく。
しかし、本人が死んでしまえば、遺族を通じて、また品物や人物は行ったり来たり。