2007-06-09から1日間の記事一覧

1980年代は

そういえば、10年ほど前に、江藤淳氏がNHKから激動の20世紀というような企画の協力を求められて「よっぽど19世紀のほうが激動だ。20世紀なんて、それに比較したら、なにもなかったぞ」と、怒っていた対談記事を読んだ記憶がある。 言いたいことはよくわかる…

1987

高価なためちょっとためらったまま読み逃がしていた「雑誌づくりの決定的瞬間 堀内誠一の仕事」を、図書館で取り寄せる。 いやー。自分は堀内さんのイラストやスケッチ、文章や絵本を、幼年期から十代にかけて、全く意識せずに大量に好んでむさぼり読んでい…

1933

絶版を理由に古本屋で4000円近い価格で取引されていた堀内誠一氏の「父の時代・私の時代」が4月にマガシンハウスから再刊されていた。仮フランス装丁仕上げの美しい仕上げに、担当者の思い入れが伝わる一冊。 アンアンの他、ブルータスやポパイ、エッセなど…

再び1970

「平凡パンチ1964」も青春自叙伝として楽しかった、元マガジンハウス社長の赤木洋一氏による平凡社新書「『アンアン』1970」を読む。 この本は、ある意味で堀内誠一氏という天才デザイナーへの愛情に満ちたオマージュであり、才気を爆発した瞬間のスケッチで…

1980

宮沢章夫氏が東大駒場キャンパスで行った講義議事録「80年代地下文化論」を読む。 メインテーマである、原宿というか、明治通り沿いの千駄ヶ谷にあった日本初のクラブ、ピカテントロプス・エレクトスは、当時、宝島やビックリハウス、月刊小説王での中沢・細…

1970

自分は1970年に生まれた。 なんというか、埋没した世代。 社会に出たときには既にバブルは終了しており、先輩達には「お前達が入ってきてから景気が悪くなったんだ」と八つ当たりされ、逆に下の世代を見ると、彼らのバブル後のなんだか堅実な(もしくはより…

40

ふと気がつくと40代目前。なぜか過去が身近になってきた。 どうしたことだろう。